2013年6月5日水曜日

本のご紹介

  

2013年6月21日に、BABジャパンより「ハンナ・ソマティクス」が発売になりました。(画像をクリックすると拡大します。)

ハンナ。・ソマティクスの理論とキャットストレッチという体操がイラスト付きで描かれています。また、「ソマティクス」という言葉の由来、成り立ちが説明されています。
著者の平澤昌子はアディクションの回復施設でこのハンナ・ソマティクスを教えています。クライアントがワークを通して、どのように自分のカラダを思い出していくのかも描かれています。


2013年7月5日発売の隔月刊誌「セラピスト」8月号に紹介記事が掲載されています。



ハンナ・ソマティクス創始者トーマス・ハンナ著の「ソマティクス」です。
洋書ロングセラーです。
センサリー・モーター・アムネジアの理論とたくさんのムーブメントが写真付きで出ています。トーマス・ハンナの業績が凝縮された一冊です。
ハンナ・ソマティクスについてもっと知りたいという方におすすめですが、その理論とハンナの視点は、あらゆるボディワーカーを納得させるものです。



トーマス・ハンナ著「The Body of Life](洋書)
初版1979年
ハンナは神学者、哲学者、身体学者でした。
この本は、カラダを哲学しています。
身体論、哲学に興味のある方にはとても興味深い一冊です。
天才ハンナのユニークな視点、
そして米国で「ソマティクス」という分野が生まれる背景がわかります。
ハンナとフェルデンクライスの関わりも描かれています。



ハンナソマティクス

ハンナソマティクスは、筋肉を意識的に緊張させて、それから自然にゆるまるところまでゆるめる体操です。筋肉の感覚と動きを意識しながら身体を動かします。

ハンナ・ソマティクスは、ヨガのように床の上で行う体操と、施術者と一緒に行う手技があります。床の上では重力が負荷となり、効率よく筋肉をゆるめます。手技療法では施術者が小さな負荷を与えることで、クライアントは筋肉の収縮を感じながら、意識的にゆるめることができるようお手伝いします

ハンナ・ソマティクスの目的は、筋肉からストレスを開放し、柔軟性を取り戻すことです。筋肉を柔軟にする方法を知っていると、疲れなを感じない身体にすることができます。

硬く縮こまった筋肉に覆われた身体は窮屈ですが、柔軟な筋肉になると、身体はより軽く自由になります。


★★★★★★★★★★★★

ハンナ・ソマティクスのワークは「センサリー・モーター・アムネジア」と呼ばれる理論に基づいて行われます

センサリー・モーター・アムネジアとは何か

   ・慢性的(自動的/機械的/習慣的)な筋肉の緊張
   ・感覚と運動の記憶喪失
   ・無意識

    
センサリー・モーター・アムネジア は、身体が繰り返しストレスを受けることによって起こります。毎日のストレスに筋肉が絶え間なく反応するうちに、
筋肉の収縮が習慣化し、リラックスすることを忘れます。

慢性的な筋肉の収縮は脳幹レベル(無意識・反射的)で起こります。

そのため、私たちは気づくことができません。
収縮を止めてリラックスすることができないので、
筋肉は無意識のうちに収縮を続けます。


例えば、肩こりや腰痛は知らないうちに起こります。
気づくと肩がはっていたり、腰が痛かったりします。

慢性化した肩こりや腰痛は、本来のリラックスした状態を覚えていません。
動きも制限され、感覚だけでなく、本来の自由な動きも忘れています。

この“感じること”と“動くこと”を忘れてしまった状態が
センサリー・モーター・アムネジア です。


慢性的な肩こりや腰痛だけでなく、姿勢の歪みなど、様々な身体的問題がセンサリー・モーター・アムネジアによって起こります。


センサリー・モーター・アムネジア は日々のストレスだけでなく、
戦争や災害など、幼少期からのトラウマとなるような悲惨な出来事、
あるいは大きな事故、手術などによっても起こりえます。



センサリー・モーター・アムネジアは解消できる


感覚と動きをもう一度意識することで、
脳幹レベルの無意識の収縮を意識化し、
筋肉のコントロールを脳幹レベルから大脳皮質レベルにシフトさせ、
筋肉を随意的にリラックスさせます。

筋肉の柔軟性と弾力性を取り戻すためには、
からだを意識すること、つまり感じること、意識して動かすことがとても大切です。



ハンナ・ソマティック・エクササイズ

ハンナ・ソマティック・エクササイズは、センサリー・モーター・アムネジアを効率よく解消できるよう考えられています。エクササイズのなかで、からだの特定の筋肉に意識を向け、感覚を意識化することが大切です。一旦は収縮させ、それからゆっくりと少しずつゆるめることで、無意識の収縮を意識的にリラックスさせ、筋肉の弾力を取り戻していきます。


老化現象



私たちは通常、肩や腰など身体の節々が痛くなったり、硬くなると「老化」と考えます。ハンナ・ソマティクスでは、老化による身体の痛みや凝りは、習慣的に筋肉を使わなくなることで老化と呼ばれる現象が起こると考えます。


トーマス・ハンナ


米国の哲学者である、トーマス・ハンナ(1928-1990)は、
カリフォルニア州ノバトでソマティック研究所(Novato Institute of Somatic Research and Training)の設立し、ハンナ・ソマティック・エデュケーション・トレーニングを開始しました。イスラエル出身の物理学者、モーシェ・フェルデンクライスと親交が深く、
1975年に米国初のフェルデンクライスメソッドのトレーニングを開催し、米国に広くそのボディワークの手法を紹介しました。ハンナ・ソマティクスはフェルデンクライスメソッドを基礎としています。

プロフィール

平澤 昌子 (ひらさわ まさこ)


公認ハンナ・ソマティック・エデュケーター(Certified Hanna Somatics Educator)。臨床心理士。YIC認定ヨガ教師(札幌第10期)

2000年、トランスパーソナル心理学を学びたいと米国カリフォルニア州立大学ソノマ校に留学。留学先でヨガ心理学の講座を受け、ハンナ・ソマティクスを初めて体験しこころとからだのつながりを実感。身体心理学に興味を持ち、サンフランシスコでハコミ・ボディサイコセラピーのトレーニングを修了。2004年に帰国後、精神科心理士として勤務しながら、ハンナ・ソマティクスのトレーニングを受講。身体技法を使ってこころの問題にアプローチすることを模索しながら、2008年に公認ハンナ・ソマティック・エデュケーターに。 2011年、セイブルック大学院にて心理学博士号を取得。 専門はソマティクスとメンタルヘルス。

現在、札幌で女性のアディクションからの回復を専門的に支援するNPO法人リカバリー、北海道ダルクで、ソマティクスを使ったボディワークとヨガを教える。2017年より青十字サマリア館でアルコール依存の回復のためのボディワーク講師。

ハンナ・ソマティクスの個人セッション、グループレッスンも行っている。

         

セッションのご案内



ハンナ・ソマティクスの個人セッションは床でやるエクササイズとは少し違います。
グループレッスンとちがって、直接プラクティショナーから手技による負荷を受けながら、意識化を深めます。

注)プラクティショナーはカラダを引っ張たり無理に動かしたしはしません。

セッションの大体の流れは
①アセスメント
②プラクティショナーとの共同ワーク(負荷を受けながら、クライアント自身も意識的に体を動かします)。
③自分のニーズに合ったエクササイズを教わります。
④重心を整えます。



個人セッションは、完全予約制です。
火曜日(午後)、 金曜日(午後)、土曜日



料金 90分10000円 


場所 札幌市東区北33条東15丁目1-1エクセレムビル4F
地下鉄新道東駅5番出口より徒歩1分


ご希望の方はお問い合わせ欄よりお申込みください。